沖縄NEWSまとめ:中村雄暉運営

米・カリフォルニア州で世界有数のIT企業などが本社を置く“シリコンバレー”の事業家らが先月30日、沖縄でそろばんを学ぶ子どもたちと交流しました。

浦添市の宮城珠算学校を訪れたのは、カリフォルニア州「シリコン・バレー」の投資家や起業家5人です。

「Slack」や「ブルーボトルコーヒー」などの創業者で県出身者のジェームス比嘉さんが、投資家たちに日本の文化を紹介するツアーを2013年から企画しています。

▽ジェームス比嘉さん
「AIの時代になり、AIとどう向き合っていくかは私たちにかかっているが、皆さんはそろばんから多くの大事なことを学んでいると思う」

子どもたちが頭の中でそろばんをはじき、素早く計算したりフラッシュ暗算を披露したりすると、参加者らは感嘆の声をあげました。

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そろばんとは

そろばんは、計算を補助するために珠を串で刺した道具で、珠の位置で数を表し、計算を行います。主に加算、減算、乗算、除算が可能で、串が1桁に対応し、珠を指で上下に動かして数字を表現します。そろばんによる計算は「珠算(しゅざん)」と呼ばれ、整数や小数を効率的に計算できる点が特徴です。

日本では、そろばんは和算の名残として伝統文化の一部とされ、電卓やコンピュータの登場により主流からは外れつつも、教育分野で再評価されています。特に暗算力や計算速度を鍛えるため、学校や教室で活用され続けています。また、日本式のそろばんは「soroban」や「Japanese abacus」として世界的にも知られており、計算の道具としての価値は依然として見直されています。

投稿者 中村 雄暉